読み倒し
友人がまた本を貸してくれました。
- 作者: 松井優征
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/05/02
- メディア: コミック
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なんかよく分からないようなループを生成。
持ち主の友人曰く「最近のネウロは描写が残酷過ぎて、正直私は腹が立つ」って事だったんですが、私的にはなんでしょう…諸手を上げて大好きvとかじゃなくて、単純に好んで読む部類、と言うか。
特に最近のネウロの作品傾向が興味を惹かれる方面なんで、それこそ興味津々に一晩で読み倒してしまいました。
元々映画の「羊たちの沈黙」とか「ボーンコレクター」とか、犯罪心理学絡みのお話が大好きでして。
(大概その手の映画は死体や殺人の瞬間の描写がキツイ。かと言ってその手の描写が好きな訳ではなく、ただ全く苦手な人よりは堪えられる、と言うだけの事)
そんなこんなで、ネウロは私の中では大いに有りな作品。
まぁ確かに人外は出てきますけど、それでも登場人物の心理描写等から嘘臭い雰囲気を極力排除してるように見えるんで(実際そういう人達が居てもおかしくない表現をしている、とでも言えばいいでしょうか)、読んでいて苦にはなりません。展開によっては楽しく読めますし。
あと、なんとなく森博嗣さんぽい雰囲気が感じられるかな。理数系的なミステリーと言うか。極端に頭が良かったりする犯人は、森先生作の某博士を思い出す(振り切れ具合とか)
あれ、てゆかネウロってミステリー括りでいいのかしら(今更な疑問発動)
でも絵柄そのものや描写にとても癖のある作者さんなので「こんな構図有り得ねェ」とか「気持ち悪いキャラ嫌い」という方に絶対的にお薦め出来ません。
因みにワタクシ的ヒットは、春川教授の犯罪動機解明の回でした。
なんだか切なくなって涙が出そうになったです…(苦笑)