オブリきっかけで考えた。

※以前、ツイッターに上げて引っ込めたらしい文章が出てきたので、ちょっと上げ直しをしてみました。取り敢えず考えは今でも全く変わっていないので。



昔のオブリファンが、オールスタンディングライヴを目一杯楽しみつつ周囲にさり気なく気を遣えた理由の一つ、Jさんファンからのオブリファンが多かったのがあるかも。GaZaから始まったJさんのソロでフロアライヴでの在り方を模索しながら揉まれたからあぁなった。そうだ、思い出した(笑)

GaZaライヴの頃、バンドはライヴハウスじゃなくホールライヴが主で、至近距離でJさん見られる!ってだけでファンは歓喜以上の阿鼻叫喚ぶり、あわや人死に出すかまでいくも、そこからオールスタンディングライヴで暴れつつ如何に怪我人出さずにやるかが自然に命題になった。

あの場の空気感は体験しなきゃ分からないと思うけど、密集密着状態でも盛り上がって楽しみたいならどうにかしなきゃ、と言うのがステージ・フロア両方から伝わってきていた、ありきたりかも知れない「自由には責任が伴う」をリアルに感じられた貴重な時期・体験でもありました。

それは同時に、バンド・メンバーがどれだけファンを愛し、またファンが好きなバンド・メンバーだけじゃなく同じバンド・メンバーを好きなファンをどれだけ大切に想うかと言う信頼関係でもあったかも知れない。それを多分上手く引き継いだのが当時のオブリファン。格好良くて誇りだった、本当に。

だから自身の満足や快楽の為だけにクラウドサーフやモッシュで暴れる感覚は私には分からないし、況してやメンバーに心配掛けさせたり気を散らせたりなどはさせたくもない。サーファーの下になってたりサーファー捌いたりしてる子達に力司さんが「大丈夫?」と声掛けする、それを優しいのみで括りたくない。ライヴに集中すべき方に、本来はさせなくて良い事だから。

結局、同じ空間や時間を共有する者同士として最低限の気遣いと礼儀と愛情は必要だよね、ってそれだけの話です。ファンは、お金出して手間暇掛けてライヴ観に来てるのは皆全く同じで、誰も特別じゃなく皆平等にそのバンド・メンバーのファン。

そしてバンド・メンバー側は、音源作ってライヴで音出してパフォーマンスしてなんぼのプロ。それは想いを途切らせず続けてるならメジャー・インディーズ関係なく。自分が好きだと思ってる彼らを慮り矜持を傷付けない、それ位はしてやれんかな、と。彼らも人間。才能と努力の塊で、生身で感情もある。そんな当たり前を忘れたくはないです。