OBLIVION DUSTのIn My Radio Field #87(2017/08/26)

ポスト・学生時代お世話になったリペアマンの方へ、お手紙紹介が終わった後の力司さんの楽器話


力司「あの楽器の扱いがさ、丁寧なそのギターテックとか、あと扱いが悪いギターテックの人とかもいるよね色々」
中山「あ、そうですよねぇ」
力司「良いとか悪いとか言う問題じゃなくてその、相性が俺あってさ」
中山「あ、分かります」
力司「ギターテックの人とか。うん。あんまりねぇなんか分かんないけど、相性悪い人にやって貰うとギターがトラブったりして、うん。それは、なんなのかな。まギターってベースなんだけど俺は。ベース、あの楽器って不思議なのがさ、まバイクとか車もそうなんだけど、なんかさ意思があるように感じるじゃん」
中山「あぁそれ、ずっと言ってますよね力司さん」
力司「うん、車も、俺アメ車乗ってた時もさ、今日頼むぜみたいな感じでキー回してエンジン掛けんだけど、なんか機嫌が良い時と悪い時が車もあって、なんか機嫌が悪い時はあんまりね上手くハンドリングしねェって言うか、なんかねェ。分かる? なんか」
中山「力司さんて、あれですよね。そのリペアマンの相性って言われたんですけど」
力司「うん」
中山「あのま、僕6年7年目ですけど、ずっとま見てきて」
力司「あ、オブリで?」
中山「はい。やっぱり力司さんの拘りって、ま僕知ってる限りは色々ありますよね、やっぱり。例えば楽器を触る人が、あんまりこうじゃらじゃらアクセサリー着けてると」
力司「うん、うん」
中山「あんまり好きじゃなかったりとか」
力司「そうだね。あの」
中山「あれやっぱ傷が入る可能性が高いとか?」
力司「あ、ま、それもあるし、なんかま俺達、俺の場合は比較的ベース一本でワンショー演るんだけど」
中山「はいはいはい」
力司「まそれなりに拘りがあったりして実は。一本で通す男らしさって言うのをなんかアピールしたくて。で、まトラブらない限りは一本でワンショーを演るって言う、一時間半のショーを演るって言うあれだけど。その時に渡した時に、ギターテックとかの人が例えば指輪をしてたとするじゃん」
中山「はいはいはい」
力司「渡した時に、コツッって言うさ木に金属が当たってカンッて鳴るのが凄い嫌なのね」
中山「はいはいはい」
力司「だから俺は俺に付く人には、指輪してる人も今までいたんだけど絶対外して貰って、あの俺の現場では指輪はしないでくれって言って、で渡すんだけど。あとやっぱり、磨いたりしてくれたりさ、ちゃんと自分の楽器のように扱ってくれる人は俺は好きで」
中山「はいはいはい」
力司「うん。なんか、楽器もホントにねその日によって音も違うし」
中山「うん、そうですよねぇ」
力司「いきなりサブベースが音が良い時があったりさ。なんか(メイン)調子悪ィなぁっつって『サブちょっと取って貰って良いですか?』つってサブでやった時にすげェ音が良い時とか。おっ、コイツ今日頑張ってンなみたいな感じで、よしじゃあお前今日日の目見してやるみたいな感じで一緒に戦いに行くんだけど」
中山「あはは、はい」
力司「そう言う感覚でライヴをやってるんだけどさ」
中山「はい」
力司「ま、あるよね。ま車もなんかそんな気もするし。バイクも」
中山「そうですねぇ」
力司「うん。だからリペアマンて大事だよね、そう言うリペアする人とか」
中山「そうですね、そう言う楽器に関わらずですよね多分」
力司「うん、まそうだね」
中山「はい」
力司「全てに於いて、あれじゃんだから、車のリペアも全部そうなんじゃない? そう言う相性も、うん」
中山「はい」
力司「ま、技術だけじゃない何か、あの楽器に対する愛情とかそういうもんが」
中山「はい」
力司「うん、あの加われば尚、楽器が音が活きるみたいな感じでありたいと俺は思っております、はい」


楽器や音楽の事を語る時が、一番饒舌になる気がする力司さん。
いつか所有されてるベースを、一本ずつご紹介くださる機会があればいいな、とか密かに思ってたりします。大切にされてるベース、何本所有されてるのか、実はずっと気になってます。